技術ニュース

(2023.04.19)  射出成形金型を移管する際に注意するポイントは?

射出成形金型移管する際には、以下のポイントに注意する必要があります。

  1. 1.移管先の選定:新しい製造業者やサプライヤーを選定する場合は、信頼性や技術力品質管理の仕組みなどを確認する必要があります。また、移管先の生産設備や製造プロセスにも注目し、移管先の能力に合わせ金型を調整する必要があります。
  2. 2.金型の検査:移管前には、金型の検査を行い、劣化や不良箇所の有無を確認する必要があります。金型の不良箇所がある場合は修理やメンテナンスを行う必要があります。
  3. 3.製品品質の確認移管後の製品品質について、必ず確認する必要があります。製品の寸法や外観、材質、機能性などを検査し、移管前後で品質に差異がないかを確認する必要があります。
  4. 4.ロット毎の検査:製品の品質を確認するために、ロット毎検査を実施することが重要です。検査項目や方法は、移管元と同様のものを継承することが望ましいです。
  5. 5.コミュニケーション:移管先とのコミュニケーションを密に行い、製品品質やスケジュールに関する情報を共有することが重要です。問題や不具合が発生した場合には、迅速に対応することが求められます。

 

移管生産前にお互いの認識を共有することが大事になります。

移管前の製品で図面寸法に入らないもので量産されていた場合など、必ず図面の訂正履歴を残すようにする。品質の限度レベルを共有するためにそれぞれの項目に対して仕様をだし、未だ発生していない不具合項目については予測しうるものを仕様として定める必要があります。

これらのポイントに留意し、移管プロセスを正確かつスムーズに進めることで、製品品質や納期の維持を確保することができます。

以上のポイントを熟知しているロッキー化成では新規金型製作だけではなく移管金型での生産のご依頼も承ります。

お気軽にお問い合わせください。

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