技術ニュース
(2015.09.15) (6)スライドが不要となり金型費が削減できる設計のポイント
上記のような通称「アンダーカット」と呼ばれる形状は、離型の為に金型の構造上スライドが必要になります。この金型は非常に高く、イニシャルコストが増大します。
アンダーカットのある形状を上記のようにキャビ・コア面の合わせ方を工夫することでアンダーカットの無い形状に変更でき、スライドが要らず金型費を低減できます。
樹脂射出成形においては、スライドを用いた金型は高額となってしまうので、イニシャルコスト低減のためには、アンダーカットの無い形状にすることが必要です。こうする事で、スライドが不要となり金型費用の低減はもちろん、製造不良率も減少させることができるので、トータルとしてコストダウンを行うことが可能です。