技術ニュース
(2015.09.15) (5)量産・外観を見据えたゲート設計のポイント
樹脂を金型に射出する際に必要なゲートについて、上記のような大きなサイドゲートを設けると、ニッパーで切るなどのゲート処理が必要となりコストが発生します。
ゲート形状を上記のような形状に変更することで、外観に影響しない部分にゲートを設けることができたり、ゲートをニッパーで切るような作業を軽減できます。
樹脂射出成形は生産数が多いので、ゲート処理にかかる作業低減はコストダウンに直結します。従って、様々なゲート形状が採用できるように、ゲート位置と形状に幅を持たせおくことが必要です。なお、使用する材料・製品の形状・厚み・取り数等により使用できないゲート形状があり、それぞれにデメリットな部分もある為、ゲート位置・形状は慎重に選定する必要が有ります。