技術ニュース
(2016.01.08) (7)樹脂の流れとウエルドラインを考慮した設計を行う
上記のような樹脂の射出成形品で1ヶ所のゲートから射出成形すると、樹脂は製品の開口部を回り込みながら流れウエルドラインが発生します。
ウエルドラインは見た目にも悪く強度も落ちるので、会合角(樹脂の流れがぶつかる角度)を緩やかにするよう厚みの調整を行なうことで軽減が可能です。
ウエルドラインとは金型に樹脂の流れが合流した時に出来る線の事ですが、見た目にも悪く、かつ強度的にも落ちるので設計段階から対策を行うことが必要です。上記のように樹脂の流れをコントロールするように製品の厚みに変化を加えることでウエルドラインの発生を抑えることが可能となり、品質が向上します。
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