技術ニュース
(2015.09.08) (3)抜き勾配を設けて設計を行う
樹脂射出成形において、上記のように製品が金型と完全に密着している場合、離型する際に外れににくくなったり、製品が破損したりします。
離型しやすくするためには、製品をストレート形状ではなく上記のように「抜き勾配」を設けます。こうすると離型し易くなり製品部に不具合が発生しにくくなります。
樹脂の射出成形品を設計する際には、製品を金型から簡単に取り出すことが出来る様に、成形品に抜き勾配を設けておくことが必要です。この抜き勾配を設定しておけば、製品が金型から離型しないトラブルを回避できる上、製品の変形・クラック・キズといった不具合の発生を抑制できるので、コストダウンに繋がります。
その他の技術ニュース
- カセット型のメリット・デメリットについて
- 医療現場のニーズを解決する飛沫対策マスク『Pro M(プロエム)』全国発売
- (7)樹脂の流れとウエルドラインを考慮した設計を行う
- (6)スライドが不要となり金型費が削減できる設計のポイント
<div class="top-contact">
<ul class="clearfix">
<li><a href="http://rockykasei.co.jp/?p=55"><img src="http://rockykasei.co.jp/wp-content/uploads/2015/02/bt_mail.png" alt="メールでのお問合せはこちら" /></a></li>
</ul>
</div>